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2018-07-14 Sat
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
関東の北の方へ出張する機会がありました。
当事務所の湘南からだと小旅行的な感じで気分転換になり、さらにクライアントさんにも喜んでいただけたようで、嬉しい気持ちになりました。
更に後日に予想もしていなかった不思議なことが続き、、「人との繋がり」の大切さを実感しました。
本格的に暑くなってきましたので、夏休みを目指して頑張っていきたいと思います!
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
●「浮イネの仕組み」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20180713/index.html
「浮きイネ」にはSD1という蛋白質に変異があり、植物体が水没するとSD1蛋白質の働きによりジベレリンが生成されて、急激な背丈の伸長が引き起こされるとのことです。
東南アジアの雨季への適応が起源のようで、興味深いお話しに思いました。
●「中小ベンチャー企業軽減制度」
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/venture_keigen.htm
特許庁手数料について、2018年3月31日に終了した「中小ベンチャー企業軽減制度」が、2018年7月9日から再び復活しました。
国内特許出願の審査請求料、第1~10年分の特許料、国際出願に関する手数料が2/3軽減される(1/3になる)制度です。
、、この制度の終了間際、当方から特許庁に問合せた時は制度延長のことは言っていませんでしたが、復活して良かったですね。
●「日本列島の土壌共生菌ネットワーク」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20180626-2/index.html
北海道から沖縄で採集された植物150種とその地下共生菌で構成される「共生ネットワーク」の構造を解明し、農業上の利用価値が高いと期待される菌のリストを作成したとのことです。
まだ研究が進んでいない植物内生の真菌類の存在が見えてきそうで興味深く思いました。
(Written by 田邉陽一)


by パーチェ特許知財事務所
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2017-07-22 Sat
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
夏になり、私の大好きな昆虫の季節になりました!
夜に雑木林にいってクワガタを採集したり(←子供達と一緒に)、
蝶の幼虫を見つけると、ケースに入れて蝶に羽化させているのですが、
最近、どんどん種類が増えてきて、
出勤前と後は色々な虫の世話に追われています。
植物系の研究室にいた時も継代等のメンテナンスが必要でしたが、
私はこういう採集や飼育作業が好きなようです。
、、昆虫と餌の関係を考えていてふと思ったのですが、
最近の当事務所の依頼が私の得意分野ばかりになっていることに気づきました。
これらの分野の明細書を書いている時は気分がとても良く、
頭の回転やヒラメキ等が格段に良いようです。
お客さん達と喜びを分かち合えてwin-winの仕事をするためには、
この良いサイクルを進めてくことが大事かもしれませんねぇ。
夏休みに計画している旅行を楽しみに、もうひと頑張り!
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
●「大腸菌ゲノムに画像データを保存」
https://www.nature.com/nature/journal/v547/n7663/full/nature23017.html
画像のデジタル情報を0=A及び1=Tの配列情報に変換して、
大腸菌ゲノムに組み込み、その読み出しに成功したとの報告です。
生体にてデジタル情報を保管する画期的な手法のようです。
ただ、画像としては意味があっても、
生体機能にとっては意味の無い配列情報ですので、
機能的制約が皆無と考えられます。
実用化には、突然変異が生じた細菌を選択的に致死させるような技術開発が必要かもしれません。
●「天敵忌避と性行動とシグナル回路」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170623-3/index.html
雌マウスの性行動を促進する性フェロモンESP1の脳内処理は、
マウスの天敵であるヘビ由来のシグナルと同じ脳領域を活性化するとのことです。
興味深い点は、その後に偏桃体での処理が行われることで、
両者で反対の行動(性行動と忌避行動)が促されるとのことです。
奥が深いですね。
(Written by 田邉陽一)

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by パーチェ特許知財事務所
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2017-06-19 Mon
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
更新が滞っていたので少し前のお話しです。
クライアントの会社さんが「地引網大会」を主催されたのですが、
嬉しいことに当事務所も関連協力企業の一つとして
ご招待していただきました。
私は地引網初体験でしかも海岸の解放感を満喫できるということで、
仕事を前倒しにしつつ当日を楽しみにしていました、、。
、、が、当日はまさかの大雨で中止になってしまいました。
おそらくですが、企画をされた社長さんと入念な準備をされていた
社員さん達は、もっととても残念なお気持ちだったことと思います。
来年は(←誘っていただけたら!)、晴天になりますように、
テルテル坊主を作って臨みたいと思います!
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
●「伊藤園社トマト飲料特許:無効」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H8A_Y7A600C1CR8000/
伊藤園社トマト飲料特許の無効審判に関する審決取消訴訟事件につきまして、
知財高裁がカゴメ社の訴えを認めて、当該特許を無効とする旨の判決がなされました。
この類の件は今後もフォローしてみたいと思います。
●「絶滅危惧種への応用」
https://mainichi.jp/articles/20170513/k00/00m/040/172000c
絶滅危惧種であるアマミトゲネズミの体細胞から「iPS細胞」を作成して、
生殖細胞である卵子と精子を作り出すことに成功したとの報告です。
遺伝的多様性の問題はあると思いますが、希少種保護の一助になることが期待されそうです。
●「テントウムシの羽」
http://www.asahi.com/articles/ASK5K5R87K5KULBJ013.html
テントウムシが飛ぶ時の羽の折り畳み構造を詳細に観察して、
動作メカニズムを報告した記事です。
色々な工業製品にも応用できるそうです。
、、「昆虫、すごい。」(香川照之さん風に!)
(Written by 田邉陽一)

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2017-05-05 Fri
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
先日、新しくご連絡をいただいた会社の知財部の方々の
ご訪問をいただきました。
お打合せ中に「うちの事務所をどのように知ったのですか?」と
お伺いしたところ、
研究所へ行く途中のバスの信号待ちで『看板』を偶然見て、
「藤沢のこんなところにバイオの特許事務所が!」というご回答でした。
このバス通り沿いの『看板』や『HP』は、
開業当初は各種勧誘の方の恰好の的(←?)だったのですが、
最近は本来の役目を果たしているようです。
(、、いいぞ!)
連休の真最中でお客さん達もお休みのようですので、
私も子供達とお出かけしたいと思います!
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
●「中外製薬社:侵害訴訟」
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/634/086634_hanrei.pdf
オキサロール(R)軟膏の製法特許に関する侵害訴訟の最高裁判決です。
シス体とトランス体での均等論の適用が争われていましたが、
均等侵害を判示しています。
●「特許情報支援」
http://ip-bunseki.go.jp/index.html
INPIT(工業所有権情報・研修館)が、中小企業向けの特許情報活用支援事業を行っています。
●「JST新技術説明会」
https://shingi.jst.go.jp/kobetsu.html
各種新技術説明会が開催されています。
●「腸内細菌」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/021500017/050100064/
腸内細菌を解析して健康具合を診断する企業さんの紹介です。
少し違う話題ですが、私は発酵食品が大好きで、「納豆」三昧の食生活を送っています。
(Written by 田邉陽一)

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by パーチェ特許知財事務所
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2016-09-26 Mon
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
少し前のお話しで6~7月に各県産業振興センター主催で
海外特許出願費用の補助金の公募がありましたが、
当事務所でも2つの企業様の申請のお手伝いを担当させて頂きました。
結果は2つの企業様とも無事に「採択」になった旨のご連絡で、
海外代理人費用や翻訳費用等のご希望に応えられたようで何より
でした。私も安心しました。。
それから、先日、秋から冬にかけての特許庁の実務者研修に
いくつか申し込みました。日常業務であまり触れない実務情報にも
定期的に触れておきたいので、参加できるように頑張ってみたいと
思います。(がんばれー。)
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さて、今回も「科学・知財」に関して印象に残った話題を
発信いたしますので、もしご興味がある話題がありましたら
リンク元の記事等をご覧いただけますと幸いです。
●「キヤノン:イタリア訴訟」
http://wirthconsulting.org/2016/08/31/canon-files-patent-infringement-complaint-against-greentech-trading-in-italy/
キヤノン社がイタリアで英国企業に対して侵害訴訟を提起しました。
「インクタンクカートリッジ製品」に対する訴訟とのことで、
キーワード的に注目でしょうか。
●「指の起源」
http://first.lifesciencedb.jp/archives/13952
魚類の鰭条と四足動物(陸生脊椎動物)の指の細胞系譜及び発生機構とが、
共通しているという論文です。
HOX遺伝子の比較研究は、形態形成と遺伝子制御進化との大きな関係が
見えるため、個人的にはとても興味があります。
●「CRISPR-Cas9系を応用した脱メチル化」
http://first.lifesciencedb.jp/archives/14264
エピジェネティックなDNA修飾であるメチル化DNAについて、
CRISPR-Cas9系の応用により脱メチル化が可能になるとのことです。
Nature Biotechnology誌での報告です。
●「科研費のDB」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/09/06/01463/
「不採択」となった科研費申請の案件を企業が閲覧して、
産学連携を推進するシステムL-RAD(https://l-rad.net/)とのことです。
企業側の視点はまた違うと思いますので有意義な印象に思いました。
●「いきなりステーキ」
http://www.pepper-fs.co.jp/_img/news/pdf/2016/PFS20160802.pdf
色々と賛否の分かれる内容と思いますが、構成要件の組み合わせが
新規な「システム」発明として成立した特許です。
確かに「論文」や「公報」は引例になり難いようです。
●「ガラス」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160823/index.html
酸素イオンを数%の電子に置き換えた「電子化物ガラス」は、
網目構造は同じままで転移温度が大幅に低下するとのことです。
新規のガラス素材とのことです。
●「昆虫判定アプリ」
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.mirasenses.finder.insect&hl=ja
画像データからAIで昆虫を自動判別するアプリとのことです。
私も最近野外観察をしている時、「こういうツールがあったらいいな。」と
考えていたところでした。植物版の類似アプリもあるようですね。
(Written by 田邉陽一)

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2016-05-18 Wed
こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
ここのところ英語圏の代理人さん達とのやり取りが増えて参り、
しばらくこの傾向が続く感じです。
幸いなことですが、うちの事務担当は外国事務経験に加えて
英語通訳及び翻訳経験者なので、
現地の担当とスムースにやりとりが進みます。
フレンドリーに感じられる場面もでてきてなんとなく嬉しいです。
現地の方もこちらの英語コミュニケーション能力を
見ているのかもしれませんね。
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さて、今回も「科学・知財」に関して印象に残った話題を
発信いたしますので、
もしご興味がある話題がありましたらリンク元の記事等をご覧いただけますと
幸いです。
●「植物の多細胞化」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/04/26/00630/
緑藻の群体性ボルボックス目(Volvox)の一種の全ゲノムが解読され、
単細胞が多細胞へと進化する鍵となる遺伝子群が
明らかになったとのことです。
Nature Communications誌の掲載論文です。
ちなみに、著者のお一人の東大の先生は、私自身も藻類研究でお世話になった先生です。
●「リケジョ:女性研究者」
http://mainichi.jp/articles/20160515/k00/00m/040/112000c
主要7カ国(G7)科学技術相会合の共同声明に、女性研究者に特化した
国際的な人材ネットワークの創設が盛り込まれる見通しとのことです。
●「特許庁:人工知能使った新システム導入へ」
http://archive.fo/hGkoU
特許庁は、先行文献調査の一部についてAI(人工知能)を使った
新システムを導入する方針とのことです。
弊所にも先行特許調査や学術文献探索等の依頼がありますが、
個人的には「論文」をより効率良く探索する技術が
進んでほしいなと思います。
●「先使用権制度」
http://www.jpo.go.jp/seido/tokkyo/seido/senshiyou/index.html
特許庁から先使用権制度に関する資料が更新されました。
先使用権の立証の具体例や事例集も掲載されています。
●「オスらしさのフェロモン」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160415/index.html
オスらしさを高めるフェロモンがマウスで発見されたとのことです。
異性他個体に作用するだけでなく、
同性他個体や自分自身にも作用するとのことで、
フェロモンの新しい概念を提唱する報告とのことです。
●「毛包の大量形成化」
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/243578.html
マウスを使った実験で、髪の毛を作り出す器官である「毛包」を大量形成させ
新たに毛を生やすことに成功したとのことです。画期的な印象を受けました。
●「新たな地球型惑星」
http://mainichi.jp/articles/20160512/k00/00m/040/031000c
米航空宇宙局(NASA)が太陽系外に新たな地球型惑星を9個発見したとのことです。
ここで「地球型」とは水が液体として存在する岩石惑星とのことで、
そのうちの1つは太陽から11光年の範囲にあるそうです。
個人的にはこういう話題も大好きです!
(Written by 田邉陽一)

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by パーチェ特許知財事務所
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2016-04-26 Tue
こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
先日、クライアントさんの会社主催の
バーベキュー大会のご招待があり参加してまいりました。
私達以外にもたくさんのお取引先の方がいらしており、
社員の皆さまお一人お一人の細やかな配慮や余興等も充実していて、
良い関係を築きながら仕事の輪を広げていく
先方様の事業への姿勢を感じました。
大変に楽しく素晴らしい雰囲気のお時間でした。
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さて、今回も「知財・科学」に関して印象に残った話題を
簡潔に発信してみたいと思います。
もしご興味がある話題がありましたらリンク元の記事等を
ご覧いただけますと幸いです。
●「公的試験研究機関の知財活用事例など」
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/public_research_guidebook.htm
公的試験研究機関の研究シーズからの知財活用成功事例が
紹介されていました。
面白そうな技術がたくさん掲載されていました。
農産物に関する知財活用で有名な福岡S6号「あまおう」の例も
載っていました。
●「平成28年度サポイン」
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seizousangyou/sapoin/28fy_sapoin_koubo.html
関東経済産業局から
「平成28年度戦略的基盤技術高度化支援事業」(サポイン事業)の公募が
開始されるお知らせがでています。
公的機関様や大学様と共同研究等をされている
中小企業様向けの補助事業です。
●「新たなゲノム編集ツール」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160422/
新たなゲノム編集ツールである「CRISPR/Cpf1」の立体構造を決定した成果が
Cell誌で発表されたとのことです。
Cpf1は任意配列であるガイドRNAの一部と相補的な2本鎖DNAを
切断する酵素ですが、
Cas9とは異なるタンパク質とのことです。
●「PETを分解する細菌」
http://first.lifesciencedb.jp/archives/12242#more-12242
PETフィルムを分解資化する細菌株の分離に成功したとのことです。
また、分解酵素も同定されたとのことです。
Science掲載論文です。
(Science 11 Mar 2016: Vol. 351, Issue 6278, pp. 1196-1199)
●「#くまモン頑張れ絵」
https://www.bengo4.com/houmu/17/1263/n_4554/
「くまモン」イラストを投稿して、熊本にエールをおくる試みとのことです。
熊本県ブランド推進課の著作権に対するコメントが良いと思いました。
個人的には、「はじめの一歩」森川ジョージ氏の
「鷹村vsくまモン」の絵がツボにハマりました。。
●「地域・中小企業の知財支援人材に関する調査報告書」
http://www.jpo.go.jp/torikumi/chushou/report_sien_jinzai.htm
特許庁から地域・中小企業の知財支援人材に関する調査報告書が
公表されています。
●「TPP承認見送り」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160421/k10010491391000.html
今国会でのTPP承認を見送る方針を固めたとのことです。
新規性喪失の例外期間や著作権の保護期間等の法改正の時期とも
関係するのでしょうか。
(Written by 田邉陽一)

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2016-04-18 Mon
こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
「知財・科学」に関する話題を毎日読んでいますが、
そのまま通り過ぎてしまうのも勿体無いように思い、
印象に残ったことを少し発信してみたいと思いました。
もしご興味がある話題がありましたら
リンク元の記事等をご覧いただけますと幸いです。
●「ゲノム編集技術」卵アレルギー原因の遺伝子持たないニワトリ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160413/k10010477401000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_008
ゲノム編集技術を使った成果で、鶏卵を利用した
低アレルギー性のワクチンや医薬品生産等への応用が可能とのことです。
食品への応用には色々な点でまだ時間がかかりそうですが
話題性のある成果と思いました。
私も以前にゲノム編集技術に関する明細書を担当したことがありますが、
ゲノム編集技術を利用した研究はこれからもどんどん発展していきそうです。
●「平成28年度特許出願技術動向調査実施テーマ」
http://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku-h28theme.htm
特許庁が行う出願技術動向調査の分野です。
ゲノム編集関連技術、遺伝子治療関連技術、食品非破壊検査、施設園芸農業等が
調査テーマに入っていました。
●「福島県」のエネルギー計画
http://mainichi.jp/articles/20160413/ddm/013/040/009000c
再生可能エネルギーを含めたエネルギーミックスに期待です。
個人的には私が以前研究していた分野に近い、
藻類等を利用したバイオマス技術分野に興味があります。
●「ホップ」で地下水を浄化
http://mainichi.jp/articles/20160409/dde/041/040/052000c
ビールの原料となるホップ特有の成分により
微生物フローラの作用を利用する技術のようです。
環境負荷も少なさそうですね。
●「第2の地球」の探索計画
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160413/k10010477841000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_006
光の速さの5分の1の速度で進む小型探査機の開発計画を、
イギリスの世界的な宇宙物理学者、ホーキング博士などが発表したそうです。
SFのような話が現実味を帯びてきてワクワクします。
●「フランク三浦」
https://www.bengo4.com/houmu/17/n_4539/
「フランク・ミュラー」のパロディ商品
「フランク三浦」の登録商標について、
審決取消訴訟において無効審決を取り消す判決がでました。
知財高裁では「取引の実情」を考慮した判断がなされる場合が多いようです。
ちなみに「毎日小学生新聞」にもこの記事が掲載されていました。
●「発明の日」
http://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/hatsumei_2016.htm
4月18日は「発明の日」です。
明治18年に特許法の前身である専売特許条例が公布された日とのことです。
特許庁のお知らせを見て思い出しました。
(Written by 田邉陽一)

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2016-03-23 Wed
こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
先日、出願の打合せのためクライアントさんの大学を訪問しました。
春休みのようでキャンパスは閑散としていましたが、
研究室のある建物内では
実験や作業をしている学部生及び院生さんが結構いらっしゃいました。
先生方との打合せ後の帰り道、
リラックスして春らしい陽気に包まれて電車に揺られていたためか、
少し前の経験がぼんやり頭に浮かんできました。
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私が自分の研究テーマに没頭して「博士号」を取得した頃、
当時の研究仲間や同級生には、研究支援業務や事務職に転職した人も多く、
特許庁の任期付審査官になった人も数名いました。
大学院の所属研究室を離れて任期付研究員をしていた時、
発明者である私にヒアリングをしにラボに訪問してくれた
弁理士さん(ご自身の研究経験があり子育て経験のある女性の先生)と
お会いする機会があり、
キャリアとして知財業界に興味を持ちました。
色々な転機と偶然が重なって、現在の事務所を運営するようになってからは、
様々な方と深く関わりながら仕事をするようになりましたが、
私自身が「研究の現場」を経験した感覚は、
クライアントさんの研究や技術を理解することに活きているように感じます。
基礎や土台を築くことはとても大事ですので、
長い目で見ますと「急がば回れ」の方が良い場合があるようです。
(Written by 田邉陽一)

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2016-01-15 Fri
こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
特許庁のHPに、産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会
審査基準専門委員会ワーキンググループで、
「食品用途」に関する審査基準の改訂を行うことが了承されたことが
公表されております。
平成27年12月8日
産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会
第7回 審査基準専門委員会ワーキンググループ
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/new_shinsakijyun07_gijiyousi.htm
改訂審査基準案は、パブリックコメント手続(=意見公募手続)にかけて、
その後、審査基準の改定が行われるようです。
特に大きな影響がありそうな点は、以下の点と思われました。
------------------------------
●食品に関する発明の請求項に用途限定がある場合について
用途限定が請求項に係る発明を特定するための意味を
有するものとして認定すること。
●請求項の記載形式について
請求項の記載形式については、
点検の必要性及び食品以外の分野との整合性を考慮し、
「成分Aを有効成分とする◯◯用剤。」
「成分Aを有効成分とする◯◯用組成物。」
「成分Aを有効成分とする◯◯用食品組成物。」
「成分Aを有効成分とする◯◯用ヨーグルト。」
のような請求項の記載形式について、
用途限定が請求項に係る発明を特定するための意味を
有するものとして認定する。
------------------------------
私は、特許技術者としての事務所勤務時代を含めると、
食品関係を含む出願権利化実務を10年近くやっていますが、
業界の方が食品用途発明の権利化を希望されていることを
肌で感じてきました。
今回の審査基準改定が行われますと、
その影響は大きいのではないかと思います。
(Written by 田邉陽一)

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