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2022-10-17 Mon
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
先日、ある公益法人様から商標出願のご依頼がきて、
国内での商標登録出願をしました。
この件、、その法人様のマスコットの「ゆるキャラの図案」の出願、、、
ちょっとだけ似た感じの先行登録のキャラ(しかも、指定商品役務が一部被る、、)
があるのが気にはなっていたのですが、、
幸いなことに、出願からわずか「4ヶ月」で登録査定がきました!
今回の特許庁の審査では、キャラの図案に関して、
両者の相違部分の類否認定を細かく見てくれたようです。。
ご担当様とは、少し前に書面のやり取りをしたばかりだったので、
とても喜んでいらっしゃいました。
とにかく、無事に登録査定がでて良かった、、。
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
● 高分子鎖の新しい吸着機構の発見
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20221013/index.html
九州大学、静岡大学、JST、NEDOが、高分子鎖の新しい吸着機構を報告しました。長さの異なるDNAの固体材料上への吸着過程を解析したところ、分子鎖が長くなると、複数分子が隣り合って協同的に吸着し、吸着層形成を促進することです。また、吸着層に用いる高分子の鎖長を変えることで、高分子系複合材料の強靭化を実現することに成功したとのことです。
高分子複合素材の強度増加に繋がる知見で、様々な分野での応用が期待できそうでしょうか。
● 雷雲のガンマ線イメージング
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220929/index.html
早稲田大学と理化学研究所らと共同チームは、ガンマ線を可視化することができる高感度のコンプトンカメラを開発し、雷雲から生ずるガンマ線の「直接のイメージング」に成功したとのことです。雷雲の中で起こる電子の加速や放射の理解が大幅に進むと期待されるとのことです。
日本海側で物凄く巨大な雷雲が発生するという番組を以前に観たことがあったので、興味を持ちました。
(上記は、2022年10月時点での情報を基にした文章です。将来の制度変更等にはご留意いただけますと幸いです。)
(Written by 田邉陽一)

http://www.photo-ac.com/

by パーチェ特許知財事務所
商標 : 15:44 : comments (x) : trackback (x)
2022-09-06 Tue
こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。
最近、「米国商標」に関する手続が続きました。
米国での商標制度、日本や他の外国での商標出願と比較してやや独特な部分があり、私の視点で少し気づいたことを記載しました。。
・「商品・役務」の記載に関して、包括表示や広い記載が認められず、個別内容を具体的に記載することが求められます。
(この英語表記の文言ですが、案件(審査官)ごとで不明確性を指摘する基準が微妙に違うとも見受けられるような、、。)
・米国出願では、「使用に関する宣誓書とその証拠」が必要です。
「米国で使用中」の商標を出願する場合は、出願時にこれらを提出します。(使用意思に基づく出願の場合は登録後に提出、、)。
なお、マドプロ経由の出願の場合は、米国での登録から5~6年の期間に提出します。
・使用証拠(specimen:製品等にそのマーク等を付していることを示す写真、webページ、資料等)は、出願商標との「厳密な一致」が求められます。
現時点で準備できるSpecimenに色彩バリエーション等であったりすると、悩ましい決断をせざるを得ない場合があります。
・出願商標を「白黒版」にして色彩主張をしない出願とし、現時点のSpecimenを提出する案もありかもしれません。
余談ですが、米国商標出願に関する米国特許庁の審査官が書いたオフィスアクションの文章、英語圏なのに誤記やスペルミスを意外に見かけます、。これで良いのか、、。
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最近、知財・科学関係で気になった話題です!
●光に対して安定なのに、光で分解できる材料
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220818/index.html
東京大学とJSTによる報告で、光に対する安定性と分解性を両立させた新しい材料に関する報告です。
詳しくは、新しい分解方法として、光と酸がそろった時のみ分解可能な高分子材料を開発することで、光に対して安定でありながらも、酸の存在下で光分解できる材料を実現したとのことです。
●15分程度で自己修復するエラストマー
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220725/index.html
岐阜大学のグループが、新しいタイプのエラストマーを開発したとの報告です。
粘着性の高いポリマーに撥水・撥油性のフッ素成分を結合することで、表面はサラッとしているが、損傷部分が素早く接合して自己修復するエラストマーを実現したとのことです。
このエラストマーは、容易に合成可能であることから、電気製品や雑貨のコーティング材料などへの実用化が期待されるとのことです。
(上記は、2022年8月時点での情報を基にした文章です。将来の制度変更等にはご留意ください。)
(Written by 田邉陽一)

http://www.photo-ac.com/

by パーチェ特許知財事務所
商標 : 11:34 : comments (x) : trackback (x)
2014-07-15 Tue
こんにちは!パーチェ特許知財事務所の弁理士・田邉陽一です。
だんだん、暑い日が続くようになってきましたが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
最近の幣所の近況です。
先日、幣所の「新しい看板」を設置いたしました!
(※この前、お客様が来所された際に、少し迷われてしまったらしい、、
ということがあり、分かり易さを心がけて設置いたしました。。)

(画像をクリックすると大きなサイズになります。)
この「P」のロゴマーク、昔からの知人でデザイン会社を経営している
デザイナーの方に作っていただきました。
とても鮮やかで綺麗なロゴで、気に入っています!
… ところで、弊所は国道沿いにあるのですが、
この看板、とても目立つようです。
早速この前、「バスに乗っててこの看板を見た。」と
初めての方からお電話がありました。
宣伝広告効果までは期待していなかったので、
「この看板は意外にいいぞ!」、と思ったのも束の間、
話をよく聞いていると、手の込んだ勧誘のお電話のようでした。。

また、この日を境に
「水のサーバーは要りませんか?」
「セキュリティーは大丈夫ですか?」
「保険はいかがですか?」
「地元サッカーチームのサポータになって下さい。(←?)」
などと、勧誘・宣伝の方が、どっといらっしゃいました。
デザイナーの方がいっていましたが、ロゴは長く使っていると、
事業・仕事の顔になるとのこと。
一度見たら印象に残る、ということは、大事なようです。
(あっ、勧誘の皆さんは、一通りの方が来たらしく、
最近は落ち着いて静かになりました。大丈夫です。)
それでは、本格的に夏日になってきましたので、
皆様も体調にはどうぞお気をつけてお過ごし下さい。
また、近いうちに更新したいと思います。

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