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欧州代理人事務所 ~ドイツとイタリア、、

こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。

弊所でご依頼を受けた欧州特許出願(PCTでの欧州移行)では、
いつも「ドイツ」の代理人事務所にお願いをしていたのですが、、
ある件では諸事情があって、「イタリア」の代理人事務所にお願いをしました。

ドイツとイタリア、、

窓口が違うだけで同じ欧州特許出願のはずなのですが、
(やりとりは弊所の外国担当が英語でやる)、仕事のやりとりの感じがだいぶ違う印象、、。

イタリアとのやり取りに、ちょっと慣れないところもあったのですが、
先日この件も無事に「Intention to grant(特許可能の旨の通知)」がでました。。

良かった、、。あとは、欧州特許発行(ドイツ語とフランス語のクレーム翻訳、、)とバリデーション(欧州域内での有効化)、もう一息でしょうか、、。


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最近、知財・科学関係で気になった話題です!

● 酵素の分子進化情報をAI解析することで酵素機能をデザイン
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20221103/index.html
大阪大学 大学院情報科学研究科の研究グループの発表。
データベース上の酵素のアミノ酸配列を人工知能(AI)により解析することより、酵素の分子認識能力を司るアミノ酸残基を高い精度で可視化することに成功したとのこと。
当該技術は、基質特異性の発現に関わるアミノ酸残基の寄与度をアミノ酸残基レベルで数値表現でき、タンパク質工学等で基質特異性改変に応用可能とのことです。


● 紙の100倍以上の高熱伝導性を持つ木質バイオマス素材
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20221026/index.html
木質バイオマスから得られるナノセルロースファイバーを、流体プロセスにて分子を配向させながら酸固化糸材を形成させることで、従来の紙などの100倍以上の高熱伝導性を示すとの発表です。
東京大学、東京都立産業技術高等専門学校、スウェーデン王立工科大学からの報告です。
木質バイオマスは、従来は断熱材などに用いられてきましたが、今後は放熱性能を要求される高分子材料の代替材としての応用が期待されるとのことです。



(上記は、2022年11月時点での情報を基にした文章です。将来の制度変更等にはご留意いただけますと幸いです。)


(Written by 田邉陽一)



 http://www.photo-ac.com/



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プロフィール



弁理士・博士(理学)の
田邉陽一です。
生命科学分野の研究者だった
経験を活かし、
研究開発現場の皆さまと
研究の喜び・苦労を
分かち合いながら
ひとつひとつの特許明細書を
心を込めて仕上げて
いきたいと思います。


パーチェ特許知財事務所
ウェブサイト
↓↓↓
http://www.pace-ipl.com

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