「外内案件」、科学知財の話題

こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
先日、US案件をお願いしている米国の法律事務所から、
米国からのPCT出願の日本移行の代理人依頼がありました。
海外向けHP等の営業活動は特にしていなかったのですが、
バイオ分野での「外内案件」の依頼でした。
日常業務で良い英語で丁寧に対応している外国担当の小さな積み重ねが
実を結んだようで、嬉しい感じです。
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さて、今回も「科学・知財」に関して印象に残った話題を発信いたしますので、
もしご興味がある話題がありましたらリンク元の記事等をご覧いただけますと幸いです。
●特許行政年次報告書2016年版
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2016_index.htm
特許庁から発行の資料で、直近の統計情報等を基に
知的財産制度を取り巻く現状と方向性の報告です。
ここでの統計データは各方面の資料で良くお見かけします。
●「好きな形に切れるディスプレイ」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160713/index.html
ハサミで好きな形に切れる新しいディスプレイ素材とのことです。
応用範囲が広範で様々な可能性を感じる面白い技術のようです。
●「光応答性:接着材」
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1195/index.html
高温でも使えて光で剥がせる接着材料に関する成果報告です。
自己凝集力の強く紫外光を含む光照射にて液化する光応答性分子を接着素材として使用したとのことです。
●「アンモニア」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160719-2/index.html
アンモニアから燃料電池自動車用水素燃料を製造するシステム技術を確立したとの報告です。
●「ゲノム編集:免疫不全サル」
http://mainichi.jp/articles/20160701/ddm/012/040/043000c
小型サルのマーモセットの遺伝子を「ゲノム編集」により改変し、免疫不全にすることに
成功したとの報告です。ヒトに近い動物になってきて、だんだん倫理的な議論が必要かもしれません。
●「イソジンのキャラクター」
http://www.asahi.com/articles/ASJ764VPYJ76ULFA00W.html
ムンディファーマ社の「イソジン」の新キャラクターは「犬の家族」とのことです。
この事案に関連する話題ですが、明治側の「カバくん」の商標登録出願が最近にされたようです。
●「特許情報分析:支援事業」
http://ip-bunseki.go.jp/index.html
中小企業様向けの支援事業です。
公募及び採択により先行技術調査やパテントマップ等による情報分析支援が受けられるとのことです。
●「特許庁:子供見学デー」
http://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/h28kodomo_kengaku.htm
7月27日及び28日に、特許庁が主催の「夏休み子ども見学デー」が開催されるとのお知らせです。
今年の特許庁はいつもと一味違うそうです。
ところで、真夏の日の外出途中に「ガリガリ君」を食べると、小学生に戻ったような幸せな気分になるのは私だけでしょうか。
(Written by 田邉陽一)

 http://www.photo-ac.com/

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