創作の本質?

こんにちは! パーチェ特許知財事務所の弁理士・田邉陽一です。
だんだん暑い日が続くようになってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近、幼稚園の子どもが紙の工作にはまっていて、
夢中で何かを作っています。
リビング、ダイニングなどは、いつも紙くずだらけです。
出来上がると、『みてみて!』と、得意気にもってみせてくれますが、
何を作ったのか、良くわからない場合があります。
そこで、子供に説明を求めます。
 私:『へえー、面白いものを作ったね!
   ところで、この突起は何? 
   これは何をするものなの?』
 子供:『これはアンテナだよ。これがスイッチのボタン。
   これを押すと、画面が映るの!』

などと、解説してくれます。
なるほど・・・。
それぞれの部材や形状には意味があって、
それなりに、筋の通った機能を丁寧に説明してくれます。
最終段階だけ見るとわかりませんが、色々と工夫をして作っているようです。
ふと気づくと、お客様や発明者様と、発明相談の打ち合わせをするとき、
実は同じようなインタビューややりとりを経験していることに気づきました。
 私:『面白い形ですね!
   この形はどのような意味があるのですか?
   これはどのような機能があるのですか?
   この部材の形状で、課題の解決には、
   どのような役割を果たしているのですか?』
 お客様:『この形状はですね、効率的な電波受信を実現するための
   アンテナ形状の一形態です。 
   当該突起状付属部を摺動させると、その地点において
   最も高効率で電波を受信できるアンテナ形状を探索します。』

などのような、説明が頭をよぎります。
(※この内容は、私が今考えた架空の内容で、実際の相談内容ではありません。)
お客様の創作と子どもの工作では、もちろんレベルが全然違いますが、
アイディアや創作内容を楽しそうに語ってくれる雰囲気や表情には、
同じ種類の楽しい感覚があるように感じます。
私が今の仕事をしている理由の一つは、
このような創作や研究をした方々との楽しいやりとりをしたいからです。
(そして、具体的な形になってお客さんが喜んでくれた時の
喜びの共感は、何物にも代えがたいものを感じます。)
子どものような素直な心、実はとても大事かもしれません。。
それでは、だんだん本格的に暑くなって参りそうですが、
お元気でお過ごしください![:太陽:]  
また近いうちに更新したいと思います。

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