「外国事務」について、科学知財の話題(植物の多細胞化など)

こんにちは、パーチェ特許知財事務所の弁理士 田邉陽一です。
ここのところ英語圏の代理人さん達とのやり取りが増えて参り、
しばらくこの傾向が続く感じです。
幸いなことですが、うちの事務担当は外国事務経験に加えて
英語通訳及び翻訳経験者なので、
現地の担当とスムースにやりとりが進みます。
フレンドリーに感じられる場面もでてきてなんとなく嬉しいです。
現地の方もこちらの英語コミュニケーション能力を
見ているのかもしれませんね。
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さて、今回も「科学・知財」に関して印象に残った話題を
発信いたしますので、
もしご興味がある話題がありましたらリンク元の記事等をご覧いただけますと
幸いです。
●「植物の多細胞化」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/04/26/00630/
緑藻の群体性ボルボックス目(Volvox)の一種の全ゲノムが解読され、
単細胞が多細胞へと進化する鍵となる遺伝子群が
明らかになったとのことです。
Nature Communications誌の掲載論文です。
ちなみに、著者のお一人の東大の先生は、私自身も藻類研究でお世話になった先生です。
●「リケジョ:女性研究者」
http://mainichi.jp/articles/20160515/k00/00m/040/112000c
主要7カ国(G7)科学技術相会合の共同声明に、女性研究者に特化した
国際的な人材ネットワークの創設が盛り込まれる見通しとのことです。
●「特許庁:人工知能使った新システム導入へ」
http://archive.fo/hGkoU
特許庁は、先行文献調査の一部についてAI(人工知能)を使った
新システムを導入する方針とのことです。
弊所にも先行特許調査や学術文献探索等の依頼がありますが、
個人的には「論文」をより効率良く探索する技術が
進んでほしいなと思います。
●「先使用権制度」
http://www.jpo.go.jp/seido/tokkyo/seido/senshiyou/index.html
特許庁から先使用権制度に関する資料が更新されました。
先使用権の立証の具体例や事例集も掲載されています。
●「オスらしさのフェロモン」
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160415/index.html
オスらしさを高めるフェロモンがマウスで発見されたとのことです。
異性他個体に作用するだけでなく、
同性他個体や自分自身にも作用するとのことで、
フェロモンの新しい概念を提唱する報告とのことです。
●「毛包の大量形成化」
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/243578.html
マウスを使った実験で、髪の毛を作り出す器官である「毛包」を大量形成させ
新たに毛を生やすことに成功したとのことです。画期的な印象を受けました。
●「新たな地球型惑星」
http://mainichi.jp/articles/20160512/k00/00m/040/031000c
米航空宇宙局(NASA)が太陽系外に新たな地球型惑星を9個発見したとのことです。
ここで「地球型」とは水が液体として存在する岩石惑星とのことで、
そのうちの1つは太陽から11光年の範囲にあるそうです。
個人的にはこういう話題も大好きです!
(Written by 田邉陽一)

 http://www.photo-ac.com/

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