横浜ベイエリアで先輩の弁理士さんとランチ、特許庁申請手続デジタル化

日々のこと

こんにちは、パーチェ特許事務所の弁理士 田邉陽一です。

ここのところ気温もぐっと上がって、陽気も本格的に春らしくなって参りました。

つい先日、3月期限で溜まっていた仕事が一区切りしたタイミングで、

先輩(昔からお世話になっている弁理士の先生)からお誘いがあり、横浜のベイエリアにランチしに行く機会がありました。。ランチの後、春らしい日差しのカフェでエスプレッソを堪能しつつ色々なお話をし、心地良い時間を過ごすことができました。

だいたいは事務所に籠って仕事に集中しているので、こういう時間は有難く楽しく感じることができました。。

気が付けば事務所を開業してからいつの間にか10年が経過し、11年目に(!)。。

、、さて、引き続き頑張っていければと思います。。

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最近、知財・科学関係で気になった話題です!

● 特許庁申請手続のデジタル化 ~特許庁

申請手続のデジタル化について | 経済産業省 特許庁
申請手続及び発送手続のデジタル化について

令和6年(2024年)1月1日に施行された「不正競争防止法等の一部を改正する法律」により、従来はインタネット出願ソフトを用いた電子申請ができない手続書面(※押印は不要であるが紙ベースの提出が求められていた手続補足書での委任状の提出、新規性の喪失の例外証明書提出書での証明書等の提出、など)に関して、インタネット出願ソフトの新機能を利用しての「PDFファイル」での提出(特殊申請)が認められることとなりました。

但し、譲渡証書等の押印(実印)が必要な書面に関しては、デジタル庁GPKI電子署名アプリを用いて電子署名を行う必要がありますが、私の感想としては、少なくとも押印不要の証明書等に関しては、提出手続が簡略化されて便利になるのではと思います。

● 商標のコンセント制度 ~特許庁

コンセント制度の導入 | 経済産業省 特許庁

上記の法改正により、商標法第4条第1項第11号(他人の先行登録商標と同一又は類似であり且つ指定商品等が同一又は類似である商標登録出願に関して、登録を認めない規定)に該当する商標登録出願であっても、先行登録商標の商標権者の承諾を得て且つ混同を生じるおそれがないものについては、登録が認められることになりました。

 コンセント制度は、諸外国では認められている国が多く、国際的な制度調和の趣旨があるようです。また、中小企業やスタートアップ企業等によるブランド選択の幅を広げたい意図もあるとのことです。

● 植物病害そうか病原因菌に対する抗菌物質の発見 ~京都大学

植物病害そうか病原因菌Streptomyces scabieiに対する抗菌物質の発見―そうか病をターゲットとした新規農薬の開発に期待―
掛谷秀昭 薬学研究科教授、金子賢介 同特定研究員 (研究当時)、三枝毬花 同修士課程学生(研究当時)らの研究グループは、植物病害そうか病原因菌Streptomyces scabieiに対して強い抗菌作用を示す微生物代謝産物ツメセナミドC (...

京都大学の研究グループによって単離・構造決定及び全合成が達成された天然物Tum Cが、そうか病の原因菌に対して顕著な抗菌活性を示すことを明らかにしたとの報告です。

そうか病は、放線菌の一種(Streptomyces scabiei)によってジャガイモ、大根、ニンジン、カブなど主要な根菜類の根塊で発症し、病斑によって作物の商品価値を著しく低下させる深刻な植物病害ですが、選択性や安全性に優れた抗菌剤など有効な防除策が少ない問題があったとのことで、有用な発見のようです。

(上記は、2024年4月時点での情報を基にした文章です。将来の制度変更等にはご留意いただけますと幸いです。)

Written by 田邉陽一

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